日本の食文化9- うどん

うどん・UDONのご紹介

きつねうどん

油揚げをのせたうどんは「きつねうどん」と言います。

名前の由来は、きつねは商売繁盛の縁起のいい動物といわれており、油揚げはきつねの好物だということから「縁起が良いうどん」という意味で名前が付いたいう説と、油揚げの色がきつねの毛の色に似ているから「きつねうどん」とされたという説もあるそうです。

 

 

ちなみに、関東地方では油揚げがのっているそばを「きつねそば」と言いますが、大阪(関西地方の一部)では「きつねそば」のことを「たぬき」というのでご注意ください。

たぬきうどん

「てんかす」をのせたうどんを「たぬきうどん」といいます。

名前の由来はタヌキうどんにも諸説あり、天かすの色がタヌキの毛色に似ているという説と、「てんかす」は天ぷらの「たね抜き」ですので「たぬきうどん」と命名されたという説があります。

 

別名は「はいからうどん」というお店もあります(関西方面が多い)。

わかめうどん

 

「わかめ」がのっているうどんです。特に動物の名前はついていません。

名古屋のきしめん

きしめんとは…幅が広く薄いのが特徴です。うどんより薄くのばし、長さの長い麺を「きしめん」といいます。郷土料理として有名な地域は愛知県の名物です。そして「名古屋きしめん」と呼べるのはある基準を満たしたものだけだそうです。

 

関東地方では「ひもかわうどん」と呼ぶ地域もあります。

 

写真:名古屋駅の「住よし」のきしめん

 

なべ焼きうどん

熱いのでご注意を!

「国産牛すき鍋膳(すき焼き)」の中から長くて幅の広いうどんが出てきました。おひとり様用鍋ですので熱いです。ご注意を!東京都:どん亭

 

鹿児島のうどん

 

垂水(たるみず)フェリー名物「南海うどん」。わかめうどんに温泉卵のトッピング。

 

垂水フェリーは薩摩半島と大隅半島を一直線で結んでいて垂水フェリーの中で食べられます。

 

鹿児島名物「さつまあげ」がうどんにのっています。

 

ナルトも関東地方と色使いが反対でピンク色が多いですね。

天ぷらうどんと親子丼セット

ボリューム満点!

うどんの生産量ランキング

生めん

1位 香川県

2位 埼玉県

3位 群馬県

参考資料:平成21年度米麦加工食品生産動向 生めん類の都道府県別生産量(冷凍めんを含む)

https://www.e-stat.go.jp/stat-search/file-download?statInfId=000007655722&fileKind=0

 

 

乾めん

1位 香川県

2位 茨城県

3位 群馬県

参考資料:平成21年度米麦加工食品生産動向 乾めん類の都道府県別生産量

https://www.e-stat.go.jp/stat-search/file-download?statInfId=000007655723&fileKind=0

 

 

乾麺「うどん」

保存が可能な乾燥うどん。家庭の保存食として、また海外へのお土産にも重宝します。


うどんを乾燥させるときに竿にかけます。

竿にかけた部分を切り落としていないので長いうどんになります。

 

このような形状のうどんをかんざしに似ていることから「かんざしうどん」と呼ぶこともあります。

 

茨城県結城郡 手緒里うどん

外部サイト ヤマダイ㈱

https://ec.newtouch.co.jp/brand/teorimen

写真は福島県喜多方市五十嵐製麺

 

清鶴麺(せいつるめん)は「細うどん」というネーミングです。


五十嵐製麺 田舎うどん ふるさと かんざしうどん

写真:竿に掛けまがったうどんの部分が見えます。

 

外部サイト 福島県喜多方市 五十嵐製麺株式会社 公式サイト

https://www.igarasi-seimen.co.jp/

珍しいそうめんの食べ方

滋賀県長浜地方の郷土料理

 

写真右上:そうめんの上にサバをのせる「さばそうめん」

写真左:焼き鯖寿司

 

 

海外のうどんと日本のうどんを比べてみよう!

台湾のスーパーに並ぶ「茹でうどん」です。

向かって左側:日本から輸出していると思われる「讃岐うどん 1食入り」45台湾ドル。

中央:日本から輸出していると思われる「本場 讃岐うどん 3食入り」169台湾ドル。

向かって右側:台湾で製造されていると思われる「烏龍麺 3食入り」48台湾ドル。

 

1台湾ドル(台湾元)は日本円にして約4円(20223月調べ)

陳列棚のフェイス(横並び)をみると「讃岐うどん 3食入り」約680円と高価であるのにもかかわらず、2フェイス並んでいます。

 

向かって右隣の「烏龍麺 3食入り」約190円は1フェイス。

 

日本のうどんに人気があることがこの棚から伺えます。