日本の食文化8- 日本茶と抹茶

日本茶の歴史

日本にお茶が登場したのは、今から1200年位前だと言われています。

その当時は清涼飲料ではなく「薬」として飲んでいたようです。

その後、1858年日米修好通商条約締結し、日本茶が生糸と並ぶ主要輸出品になったそうです。このようにして日本茶は海外へ広まりました。
(参考文献:日本茶業体制強化推進協議会 Japan Tea Action)

 


日本茶の種類-緑茶の種類

代表的なものを記載します。

 

煎茶=せんちゃ

深蒸し煎茶=ふかむしせんちゃ

玉露=ぎょくろ

ほうじ茶=ほうじちゃ

番茶=ばんちゃ

茎茶=くきちゃ

玄米茶=げんまいちゃ

抹茶=まっちゃ

 

詳細は農林水産省のサイトでは英語でも表記されますのでを下記をご覧ください。

上記出典:農林水産省 特集(1)緑茶
外部サイト https://www.maff.go.jp/j/pr/aff/1704/spe1_01.html

 

 

 

日本茶と抹茶=まっちゃ=Matcha


10年くらい前から、抹茶=まっちゃ=Matchaは日本だけでなく海外でも大ブームです。

色々な食材に抹茶が入った「抹茶味の商品」が販売されるようになりました。

 

日本では、抹茶を飲める喫茶店も多くなりました。

しかし、日本の各家庭で抹茶を日常的に飲むかというとそうではありません。家庭に抹茶のストックがあるかというとほとんどの家に抹茶は常備していません。

 

抹茶はセレモニーのお茶会で飲むことが多いです。

抹茶は、お茶を習っている人は家庭にい来る特別なお客様の時だけ、抹茶を茶筅(ちゃせん)で立ててお出しする、というような位置付けです。

 

抹茶に比べて日本茶は種類も多く、薄くて飲みやすい日本茶です。日本人の日常生活になくてはならない飲料でしょう。

 

私達は朝食の時に日本茶を飲みます。10時amに日本茶を飲みます。お昼に日本茶を飲みます。3時pmにお茶を飲みます。

食事やお菓子を食べる時にも日本茶が登場します。

各家庭には日本茶のストックが必ずといって良いほど大量にあります。

 

ただ、ひとつ年代によって違うことがあります。

大きく分けると年配者は日本茶の葉っぱにお湯を注いで日本茶を作って飲みます。

 

若い世代はコンビニエンスストアーやスーパーからペットボトルに入った日本茶を買って飲みます。若い世代は日本茶の茶葉を買うことはほとんどないようです。

このことから若い世代は「お茶を飲まない」と言われていますが、実際は若い世代もペットボトルのお茶を飲んでいます。

 

お茶を飲みませんか?の本当の意味

「お茶を飲みませんか?」

「お茶を飲みましょう!」

「お茶をどうぞ!」

これらの言葉の本当の意味は、「コミュニケーションをとりたいです」「ゆっくり話がしたいです」ということです。

お茶が醸し出すアロマ(香り)と味を楽しみながら、ゆっくりとした時間が過ごせるでしょう。

 

 

仕事の場合、外出先で取引先の人から「この後、時間がありますか?お茶を飲みませんか?」と言われた場合「あなたともっと話がしたいです」と受け取りましょう。この意味は、仕事のもっと詳しい話を聞きたい、コミュニケーションをとりたいという場合が多いです。

 

また、仕事で相手の会社へ訪問した際に「お茶をどうぞ!」とすすめられたら、歓迎されていると受け取りましょう。

 

そして、あなたはお茶を飲みたくなくても、一口だけでも良いのでお茶を飲みましょう。そして帰る時に「美味しいお茶をありがとうございました」と言いましょう。

 この意味はあなたに敬意を表します。こちらも好意的に思っていますという意味です。

 

「お茶」は仕事の人間関係だけでなく、人と人のご縁を繋ぐ「コミュニケーション飲料」と言っても良いでしょう。

※コーヒー、紅茶、オレンジジュースなども含めて「お茶」と言う場合もあります。

 

 

珍しい日本茶のご紹介

ワインボトルに入った高級日本茶をご紹介します。

 

ROYAL BLUE TEA(ロイヤルブルーティー)
選りすぐりの手摘みの茶葉だけを使用し、保存料・添加物不使用のお茶です。

 

日本航空国際線ファーストクラス全便で出されている特別なワインボトル入りのお茶ですが、下記サイト内オンラインショップからもご購入いただけます。

 

外部サイト:ROYAL BLUE TEA(ロイヤルブルーティー)