日本文化 京都伏見稲荷大社 ご神木「しるしの杉」で作った御祝箸


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今回の話題は、京都伏見稲荷大社 ご神木「しるしの杉」で作った御祝箸についてです。

 

京都伏見稲荷大社では古来よりご神木の杉を「しるしの杉」と崇め、この杉を富の木として信仰されてきたそうです。

この「しるしの杉」で作った御祝箸を頂きました。

 

「お稲荷さん」と呼ばれる神社が全国に30,000社あるといわれ、京都伏見稲荷大社は「お稲荷さん」の総本宮です。

稲荷信仰の原点が稲荷山で、御祭神である稲荷大神様がこのお山に御鎮座されたのは、奈良時代の711年2月初午の日と伝わっており1300年以上の時を刻まれています。

 

杉の平均的寿命は500年と言われ、中には1000年も2000年も超える杉もあるようです。

 

この御祝箸は、古木となり何かの理由によって伐採された杉で作られており、長い年月を経た貴重な御祝箸は大変ありがたみを感じます。別の意味ではSDGsの考え方もあるのでしょう。

 

古来より箸は本来、神様と人間を繋ぐ「橋渡し」の意味があり、箸の「天」の部分で神様が食べ、人は「箸先」で食物を口に運び、「箸」には神様が宿るとも言われてきました。

 

京都伏見稲荷大社は貴重なご神木は、このような「箸」に姿を変え、多くの人に幸を分け与えると共に、神様と人間の橋渡しの箸の本来の役目をはたそうとしているように思います。

 

京都伏見稲荷大社 ご神木「しるしの杉」で作った御祝箸を通して、日本文化への理解が深まりますことを願っています。

 

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当社日本文化講座で「箸のマナー講座」を開催、及び外国人向けに「箸の持ち方講座 How to use chopsticks」を公式YouTubeチャンネル 七海ジャパンネルでも公開しています。