ビジネス日本語研修講師が語る 「承知しました」と「了解しました」の使い分け

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今日はビジネス日本語研修を行う予定です。

今回の話題は、ビジネス日本語研修講師が語る 「承知しました」と「了解しました」の使い分けについてです。

 

仕事の上で、部下が上司や先輩に向かって、理解しました、わかりました、という意味で使う言葉は「承知しました」が正しいです。

 

仕事の上で、上司や先輩に向かって「了解しました」と使っているケースが多いことに驚きます。もう一度書きますがビジネスの上では「承知しました」が正しい表現です。またビジネスの話でなくても、自分より年上の方には「承知しました」を使います。

 

「了解しました」をやたらに乱用する原因のひとつに、スマホやSNSのメッセージには、「了解しました」と自動的に表示される機能が付いているアプリもあるので、誰に対しても「了解しました」を使うと混同していることもあると思います。

 

ただし、個人的な内容の返答の場合でも「承知しました」だけを一辺倒に使えばよいのでしょうか?違う表現をした方が、コミュニケーションが取れる場合もあるように思います。

 

例えば上司や先輩から「チームのみんなで△曜日にカラオケに行かない?」とメールで誘われた場合は「承知しました」はもちろんOKなのですが、「了解しました!」等の方が、文字面からワクワク感が伝わってきませんか?

 

上司や先輩の目線で考えると、いつも仕事の話では「承知しました」と返答があるのに、カラオケ会の話では「了解しました!」と帰ってきたら、注目すると思います。

 

「了解しました」は目上の人に向かって使うのはご法度ですが、個人的な話ではより良いコミュニケーションが取れるかもしれません。

 

ビジネス日本語「承知しました」と「了解しました」の使い分けを通して日本への理解が深まりますことを願っています。

 

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