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今回の話題は日本の伝統文化 節分2 「恵方巻=えほうまき」と「スイーツ 恵方ロールケーキ」についてです。
前回のにほんあいブログで「節分1豆まきと柊いわし」について説明しましたが、近年、日本の節分には欠かせなくなった「恵方巻」について記したいと思います。
恵方巻とは、具材がたくさん入っている「海苔で巻いた、巻き寿司」のことです。恵方巻はその年によって「恵方=えほう」が違いますから、その年の「恵方=えほう」を向いて食べます。
2023年の「恵方=えほう」は「南南東=なんなんとう」です。
食べ方は、普通「巻き寿司」は2㎝位の幅に切って食べますが、切らずに巻き寿司をそのままかじるということに特徴があります。
恵方巻を食べる時に「黙って願い事をしながら食べる」「ほほえみ見ながら食べる」など諸説あります。恵方巻を食べている時に話をしてしまうと「願い事が叶わない、福が逃げてしまう」等という説もあります。
節分に「恵方巻=えほうまき」を日本全国的に食べる習慣が出来たのは(一般化した、多くの人が食べるようになった)15年前くらいの事だと思います。諸説あります。
関西地方には古くから節分に「丸かぶり」の習慣がありました。「丸かぶり」は「かぶり」とは「かぶりつくこと」です。ですから丸かぶりとは「丸ごとかぶりつくこと」です。そして丸ごとかぶりつくものは「巻き寿司」です。
時を越えて「恵方巻」と呼び方が変わりこの習慣が日本全国へ広まって行き今のように節分には「恵方巻を食べて福を呼ぶ!」というような習慣ができたように思います。
ではなぜ恵方巻を節分に食べる習慣になったのかというと、某コンビニエンスストアーが火付けをし、それに便乗した他のコンビニやスーパーが関西の節分の文化を日本全国へ広めようということです。そして節分に恵方巻を食べる文化の無かった関東地方などは物珍しさも重なり、現在のように定着したのだろうと想像できます。
昨今の恵方巻は、昔ながらの日本の食文化・ザ・巻き寿司というような具材(かんぴょう、たまごやき、キュウリ、おぼろでんぶ)の恵方巻もあれば、海鮮7種類が入った豪華な恵方巻、カルフォルニアロールの中身は巻いてある洋風な恵方巻、ローストビーフが海苔の代わりに巻き付けてある恵方巻の登場など多種多様です。
正月の七草が終わった頃には、スーパーやコンビニでは「恵方巻」の予約販売のチラシが店頭に置かれますので、今や日本の節分の習慣と定着しています。
一方では、日本のスイーツ業界も「節分に恵方巻を食べて福を呼ぶ!」戦略に参入しました。
洋菓子屋では「恵方ロールケーキ」などの名前でフルーツなどを巻いたロールケーキのようなスイーツを販売しています。また和菓子屋も様々な工夫を凝らして「巻いてある日本の和菓子」も販売しています。
デパ地下へ行くと色々な新しい発見がありますので、是非足を運んでみてはいかがでしょうか?
日本の伝統文化「日本の伝統文化 節分2 「恵方巻=えほうまき」と「スイーツ 恵方ロールケーキ」を通して日本への理解が深まりますことを願っています。
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