日本の伝統文化 節分1 豆まきと柊いわし


写真の説明:柊いわし 
植物の柊(=ひいらぎ)の枝に鰯の頭をさして玄関の外に飾ります。「鬼=おに」が家に入ってこないようにという意味があります。


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今回の話題は日本の伝統文化 節分1 豆まきと柊いわしについてです。

 

2023年2月3日は節分です。

節分とは、2月4日が立春ですからその前日は「季節を分ける」ことを意味し、季節の分かれ目には邪気があると言われ「邪気払い(鬼を追い払う)」の意味もあります。

 

節分の行事には色々ありますがここでは「豆まき」と「柊いわし=ひいらぎいわし」を取り上げます。

 

節分の伝統文化というと「柊イワシ」が思い浮かぶ人も多いでしょう。「柊イワシ」とは柊の枝にイワシの頭を刺したものです。玄関の外に飾って鬼を追い払うという意味があります。

植物の柊の葉には鋭いとげがありますから鬼が家に入ってこないように、そして、鰯=いわしは魚特有においで鬼を追い払います。鰯は焼いて煙で鬼を追い払うということから鰯を焼いてから鰯の頭を柊の枝に刺すという地方と生のままの鰯の頭を柊に刺す地方もあります。

 

節分の豆まきは家庭でも、神社やお寺でも行います。豆をまいて「邪気=鬼」を追い払うという儀式です。

 

豆は基本的に大豆を使いますが、大豆は小粒ですので終わった後に掃除が大変なのと食品ロスの問題もあり、大豆は小さい袋に詰められて販売しるのもあります。最近では上と同じ理由で乾燥ピーナッツを使う場合もあります。

神社やお寺での豆まきの豆を拾う・もらうと福があると言われています。

 

豆まきの時に「鬼は外、福は内」等のような掛け声をかけながら豆をまきます。「鬼は外、福は内」の意味は「鬼は外へ行きますように。福は内(家)に入ってきますように」という願いが込められています。

 

豆まきをする時の掛け声は「鬼は外、福は内、鬼は外。福は内、鬼は外、福は内」などと地方、家庭、神社、お寺によっても異なります。

 

節分に「恵方巻」を食べる人も多いのではないでしょうか?

日本の伝統文化 節分2「恵方巻=えほうまき」については別の機会に掲載いたします。

 

日本の伝統文化「日本の伝統文化 節分1 豆まきと柊いわし」を通して日本への理解が深まりますことを願っています。

 

 

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